東日本大震災から間もなく13年になるのを前に、仙台市宮城野区蒲生に震災伝承施設が整備されオープニングセレモニーが行われました。

 3日、宮城野区蒲生に開館したのは「蒲生なかの郷愁館」です。2023年11月に営業運転を開始したバイオマス発電所に併設されています。

 式典には仙台市の郡和子市長や震災前この地区に暮らしていた人たちおよそ150人が出席しました。

 この展示室は、宮城野区唯一の震災伝承施設で、震災の教訓や災害危険区域に指定された蒲生地区の文化や歴史を伝えます。

 訪れた人たちは久しぶりの再会を喜び施設内に展示された震災前後の写真や模型などを見学し当時を懐かしんでいました。

 蒲生なかの郷愁館下山正夫館長「ここに住めなくなって故郷が無くなったんですよね。ここに来れば誰かと会える場所になります。干潟や日和山に来た帰りにこの郷愁館に寄っていただければ」

 展示室は入場無料で一般に公開されています。