東日本大震災で犠牲になり身元が分からない人の慰霊法要が、宮城県石巻市で営まれました。

 身元不明者の慰霊法要は石巻仏教会が毎年実施していて、僧侶のほか齋藤正美石巻市長など約30人が参列しました。

 霊園には震災後に647人の身元不明者の遺骨が納められ、これまでに620人の遺骨が遺族に引き渡されました。

 最後の引き渡しは4年近く前で、今も27人の身元不明者の遺骨を納めています。

 石巻仏教会櫻井法昭会長「身元不明者の方が成仏されるように拝みました。1日も早く身元が分かり、家族の元に帰れることを望んで拝みました」