宮城県の県立高校女性教諭がパワーハラスメントを苦に自殺した問題で、教職員の労働組合が県教育委員会に対しパワハラの無い職場づくりを求める要求書を提出しました。
2020年、県立高校の30代女性教諭が同じ学校の主任だった男性教諭から十数回にわたり不満をぶつける内容の含む手紙やメモを受け取るなどした後、自殺しました。
この問題を受けて県立高校の教職員らで作る労働組合が、県教委に徹底した原因究明の他、セルフチェックを活用した職場実態の把握や相談窓口の在り方の検討などパワハラの無い職場づくりを求めました。
県教委は2月13日に教職員の相談を受ける窓口を設置していて、2024年度中には全ての教職員向けに無記名でのアンケートも実施するということです。
県高等学校・障害児学校教職員組合高橋正行執行委員長「この事件が個人的な問題ではなくて、今の学校が抱えている1つの病理みたいなものじゃないかと。新たにやると交渉の中でお話いただいたので、そこは期待していきたいと思っております」