プロフィギュアスケーター羽生結弦さんの東日本大震災の復興を願うアイスショーが、8日、宮城県で行われました。
去年に続き2回目の公演となった羽生結弦ノッテ・ステラータ。会場には6100人の観客が駆けつけました。
羽生さんが登場すると、ひとつひとつの演技に対し大きな拍手が湧き起こりました。
今回注目を集めたのは、俳優・大地真央さんとのコラボレーション演目「カルミナ・ブラーナ」。運命の女神に翻弄される1人の少年が、その運命と対峙しながら前に進んでいくストーリーを演じました。
羽生結弦さん「人間の力ではどうしようもない災害だったり、そういう苦しみを感じたとしても、そこにあらがいながらも、それを受け入れて進んで行くんだっていう強いメッセージみたいなものを込めたいなと思って滑っています」
去年の公演では、逆に勇気、元気をもらったという羽生さん。最後の演目「ダニー・ボーイ」では「希望」を表現しました。
羽生結弦さん「僕があの時もらったものをもっともっと返したいなって、もっと希望を届けたいなって思って、でもその中で『立ち向かうもの』みたいなものを感じていただけたらなって思って滑っているので、心意気が全く違った、コンセプト自体が全く変わったショーになったのかなという気持ちではいます」
羽生さんは4月7日と9日に宮城県で単独公演を行います。出演・制作すべての指揮を羽生さんが務めます。チケットの先行販売は、公式ホームページで3月15日から3日間行われます。