宮城県の公立高校で唯一観光科がある松島高校の生徒らが、観光ガイド中の地震と津波を想定した避難訓練を実施しました。

 松島高校観光科の3年生が観光ガイド、2年生が観光客の役になって松島町の名所、瑞巌寺や円通院などを説明しながら巡りました。観光ガイドの途中で大津波警報が告げられ、観光ガイド役の3年生が避難誘導をしました。

 「ゆっくりで大丈夫だよ。本当に大丈夫?具合悪くない?」

 生徒らは、マニュアルに従い町の防災センターに避難しましたが、この場所が県の津波浸水想定で3メートル以上の津波が予測されていることから更に高台に避難しました。

 生徒「訓練を通して学んだことを生かすことによって、お客様にも安心感を与えることができると思うので訓練は大事だと思う」

 生徒らは5月に修学旅行で松島を訪れる宮城県外の高校生に対して、観光ガイドを務めることになっています。