仙台市役所本庁舎の本格的な解体作業が、15日から始まりました。
新田智紀記者「約60年間、仙台市の行政を支えてきた市役所本庁舎の解体作業が始まりました」
現在の仙台市役所本庁舎は1965年に完成し、利用開始から59年経過しています。 市は建物の老朽化のため本庁舎の建て替え工事を進めていて、前側にある3階建ての低層棟から作業が始まりました。
圧砕機と呼ばれる大きなはさみ型の重機を使って、入口のひさし部分から解体されていきました。
低層棟と隣にある議会棟の解体は8月まで続けられ、その後、更地になった場所に新庁舎を建設します。奥にある高層棟は、新庁舎の完成後に取り壊されることになっています。
仙台市本庁舎整備室藤田考一室長「かなり古くて使いにくい庁舎と思うところもありましたが、こうして壊されてしまうと非常に寂しい思いがある。長く使ってきましたので、市役所の職員にとっても非常に愛着があると思います」
新庁舎は地上15階地下2階建てで、2028年度の利用開始を目指しています。総事業費は514億円を見込んでいます。