仙台市青葉区の調理専門学校で平安時代から続く儀式、庖丁式が行われ新入生の安全を祈願しました。
宮城調理製菓専門学校では、この春入学した143人の安全を祈願する神事が行われました。
おはらいに続いて行われたのは、平安時代から日本に伝わるとされる庖丁式です。この学校では、新型コロナの影響で中止した年を除き、1963年から毎年行っています。
烏帽子と直垂を身にまとった講師が、鯛に手を触れることなく包丁と箸だけで巧に切り分ける姿を新入生は真剣な眼差しで見つめていました。
新入生「先生方の立ち振る舞いだったり細かな技巧にとても感動しました。調理するということだけではなく、見ている方々を大切にするという心構えを習得していきたいです」
授業は22日から始まり、新入生たちは調理師免許の取得などを目指すということです。