宮城県警は、重大事件に備えた訓練を行い情報伝達など初動対応での連携を確認しました。

 情報を集約し指示を出す通信指令課と現場の警察官との連携強化が目的で、仙台市にある6警察署などから約200人が参加しました。

 訓練は2人の犯人が車で歩行者をはね、更に刃物で歩行者に襲い掛かり複数人を負傷させた後、車で逃走した想定で行われました。

 通信指令課では、スマートフォンで写真や映像を撮って通報ができる110番映像通報システムを使って犯人の情報を収集し、警察官が無線で共有された犯人の特徴などを元に追跡するための連携体制を確認しました。

 宮城県警通信指令課佐藤昭彦課長「通報時にスマートフォン等で状況を撮影する機会があれば、その映像も提供いただきまして実効ある緊急配備に役立てたいと考えております」

 110番映像通報システムによる情報提供は、2023年に行方不明者の捜索や窃盗の目撃情報など176件ありました。