東北電力は、女川原子力発電所2号機の安全対策工事が27日に完了したと発表しました。9月の再稼働に向け作業が進められることになります。

 女川原発2号機の安全対策工事について、東北電力は6月中の完了を目指していましたが作業が進み予定より早く完了したということです。

 2013年5月から始まった安全対策工事は、防潮堤のかさ上げなどの他、電源や冷却機能の確保など事故に備えた対策を施してきました。

 今後は重大事故を想定した訓練を行い、7月には原子炉に核燃料を入れ、9月ごろの再稼働を目指します。

 東北電力の樋口康二郎社長は「安全確保を最優先に、13年ぶりとなる再稼働に向け確実かつ丁寧に進めてまいります」とコメントしています。

 須田善明女川町長は、今後も気を引き締め臨んでほしいと述べました。
 「不具合等も修正しながら最終的な起動に至るので、そこまでのプロセスをしっかり踏んでいただきたいと考えています」