繁殖のため秋田市の動物園に移されていた雌のアフリカゾウ、リリーが3日に6年ぶりに仙台市の八木山動物公園に帰ってきました。

 リリーは、クレーンでゾウ舎の脇に慎重に降ろされた後、寝室までゆっくりと歩いて行きました。

 飼育員「外のゾウとコンタクトを取っていた」

 国内のアフリカゾウは飼育数が減少しているため、八木山動物公園では2018年に秋田市の大森山動物園と協力しリリーを秋田へ、大森山動物園のメスの花子を受け入れて繁殖を目指してきました。しかし、2頭とも繁殖には至らず、それぞれの動物園に帰ることになりました。

 八木山動物公園ゾウ担当杉山智也飼育員「繁殖できたらいいなということで始めた6年間、うまくいかなかったがこういった取り組みは大事かなと思う」

 八木山動物公園に帰ってきたリリーは、9日から公開されます。