杜の都の夏の風物詩、仙台七夕まつりまであと2カ月です。8日と9日に開催の東北絆まつりに向けた注文もあり、例年より前倒しで飾り作りが進められています。

 50年にわたって手作りの七夕飾りを販売する、仙台市若林区の鳴海屋紙商事では、くす玉に花を取り付けたり吹き流しの形を整えたりする作業が行われていました。

 「吹き流しを巻き上げているところです。7月になるともっと忙しくなると思います」 地元企業などから注文を受け、8月の仙台七夕まつりに向けて吹き流しの約3分の1を制作しています。

 東北6県の夏祭りが集結する東北絆まつりが仙台市で開催されることに伴い、追加で20個以上の注文があったということです。

 鳴海屋紙商事佐藤卓央社長「お陰様で絆まつりにかなりの量ご注文いただきまして、その分前倒しの制作をご依頼主様にさせていただきまして」

 例年より1カ月ほど早く2月から制作を始め、既に商店街では一足早く絆まつりを盛り上げる色鮮やかな吹き流しが街を彩っています。

 鳴海屋紙商事佐藤卓央社長「宮城県を代表する祭りの1つとして仙台七夕まつりが参加させていただきますけれども、メイン会場以外にもパレードで実は七夕飾りが参列させていただきますので、是非楽しみにしてご覧いただければと思います」

 七夕飾りは大小合わせて1000個以上作られ、作業は8月の仙台七夕まつり前日の夜まで続くということです。