解体予定の建物の壁を実際に壊して取り残されたけが人を救助する実践的な訓練が、宮城県栗原市で行われました。
解体予定の旧警察職員宿舎を使って行われた訓練には、宮城県警の機動隊や築館警察署、若柳警察署の署員ら約35人が参加しました。
大地震で倒壊した建物の中にけが人が取り残されているという想定で行われ、木造の壁をハンマーで壊して穴を開け担架で救出する手順を確認しました。
コンクリートの壁にドリルで穴を開け、カメラで建物の中の様子を確認した後、エンジンカッターを使って壁を破壊する訓練も行われました。
宮城県警警備課齋藤勝行課長補佐「災害はいつ発生するか分かりませんので、日々の訓練の積み重ねや備えをこれからも継続してまいりたいと考えております」