洋上風力発電を巡る汚職事件で、東京地裁が保釈を認める決定をした衆議院議員の秋本真利被告について、検察側が準抗告しました。

 衆議院議員の秋本真利被告(48)は洋上風力発電を巡り、「日本風力開発」側からおよそ7200万円の賄賂を受け取った受託収賄の罪で去年、特捜部に起訴されました。

 このほか、国が新型コロナ対策として実施した持続化給付金200万円を不正に受給したとして詐欺の罪にも問われています。

 東京地裁は20日、秋本被告の弁護人の請求に基づき、保釈保証金は2000万円で保釈を認める決定をしました。

 検察側は、この決定を不服として準抗告しました。

 東京地裁が改めて保釈するかどうかを検討します。