大地震を想定した自衛隊と東北の各自治体などによる大規模な防災訓練が、11月に行われます。コロナなどの影響で6年ぶりの実施です。

 陸上自衛隊仙台駐屯地で19日、東北と北海道の陸海空自衛隊の指揮官などが参加する会議が開催されました。

 この会議が公開されるのは初めてで、11月に6年ぶりに実施を予定する東北の各自治体と合同の大規模防災訓練みちのくALERTなどについて話し合われました。

 訓練は、発生が懸念されている日本海溝型地震を想定して東北6県の各地を会場に実施し、各機関との連携による災害対応能力の向上を目指します。

 宮城県では、石巻市に孤立地域が出た想定で海や空から救援活動を行う訓練が予定されているということです。

 陸上自衛隊梶原直樹東北方面総監「幅広く声を掛けて実施する大規模な防災訓練になります。万全の準備をして臨んで、将来の災害救援活動につながるような成果や教訓を得たいと考えております」