宮城県加美町で2022年から栽培を始めた畑ワサビが、初めて出荷されました。

 加美町では19日に収穫した畑ワサビ300キロがトラックに積み込まれ、町の職員や生産者などが初出荷を祝いました。

 畑ワサビは、茎を食用とする畑で育てるワサビです。比較的夏に涼しい加美町や大崎市などの山林を新たな産地にしようと、宮城県が2022年から試験栽培を始めていて、2024年は5トン、本格栽培の2025年は160トンの収穫を見込んでいます。

 石山敬貴加美町長「加美町もこれから畑ワサビをしっかりサポートしていきたいと思っています。中山間地域の農家さんにとって、大きな大きな収入源になってくれることを期待しています」

 出荷された畑ワサビは名古屋市の工場で業務用のワサビに加工され、主にヨーロッパや中東などに輸出されます。