フィリピンを拠点とした大規模特殊詐欺事件で、キャッシュカードを盗んだとしてフィリピンから移送されて逮捕された男性について、東京地検は不起訴処分としました。

 28歳の男性は2019年、特殊詐欺に関連してキャッシュカードを盗んだとして、今年3月にフィリピンから日本へ移送されて逮捕されました。

 警視庁によりますと、男性は「ルフィ」などと名乗る指示役らのもと、嘘の電話を掛ける「かけ子」をしていました。

 フィリピン国内で逃亡生活を送っていたものの、去年12月に所持金が尽きて日本大使館にやってきたということです。

 この男性について、東京地検は今月24日付で不起訴処分としました。

 処分の理由は明らかにしていません。