宮城県栗原市の中学校で、教諭がプールの水を止め忘れ約41万円の損害があったことが分かりました。

 栗原市教育委員会によりますと、6月28日午後1時50分ごろ栗原市立志波姫中学校で、授業を控えた教諭が水温を調整するためプールに水を入れました。

 教諭は授業を終えた後も水を止めることを忘れていて、翌日午後9時ごろまでの約31時間にわたり、水が流れ続けていたということです。

 市の職員が地区の水道使用量が多いことに気が付き、発覚しました。

 流れた水は600立方メートルで、損害金額は約41万円と推計されています。

 市教委は、故意ではないことから担当教諭への弁済は求めないということです。

 今後プールに水を入れる際は職員同士で情報を共有することや、退勤前にプールの状況を確認するなど全小中学校で対策を徹底するとしています。