堤防の法面に転落し、大破した乗用車。その車を押しつぶしているのは、水門の構造物です。
事故があったのは、長野県飯田市の天竜川沿いにある堤防道路です。
24日昼すぎ、「普通車が水門付近に転落している」と現場近くの会社の従業員から119通報がありました。
近所の人 「かなりのスピードで来たんだと思う。あそこカーブになっているんです。スピードが速くてハンドルが効かなくなったのではないかと思う」
現場は、暴れ川として知られる「天竜川」の堤防道路。普段の様子から、転落した車を押しつぶしていたのは、水門への出入り口だということが分かります。
近所の人 「大雨が降って内水が増えた時には水門を閉める。堤防から橋が架かっててそれに乗用車がぶつかった」
車は運転席や助手席、後部座席も大破している状況です。
この事故で、成人男性4人が市内の病院に搬送され、1人が死亡、2人が心肺停止、1人が重傷です。
警察が事故の原因を調べています。