仙台港近くの公園で、数十輪以上もの季節外れの桜の花が咲きました。専門家によると猛暑の影響とみられるということです。

 宮城県内外から多くのサーファーが訪れる、仙台市宮城野区の向洋海浜公園です。

 中野玲那記者「宮城野区にあります向洋海浜公園の入り口付近に来ています。こちらの木をよく見てみますと、全体的に白っぽい花が1、2、3、ざっと数えただけでも50輪ほど咲いています」

 高さ3.5メートル程の桜の木全体に、数多くの花が咲いていました。

 訪れた人「桜?異常気象ですからね」

 日本花の会、桜の名所づくりアドバイザーの高階道子さんによると、この桜はオオシマザクラ系統とみられるということで「猛暑や乾燥で葉が落ち、越冬のための休眠ホルモンが行き届かなくなり、春と勘違いして咲いてしまったのではないか」と話しています。