移動に困難を抱える人の歩行をアシストする電動モビリティを使った実証実験が、宮城県栗原市で始まりました。
栗原中央病院前に登場したのは、高齢者や足の不自由な人を対象に作られたトヨタの電動モビリティ、C+walkS(シーウォークエス)です。
実証実験は、地域の移動や経済の活性化を目指してトヨタが2024年から始めたていて、栗原市での実験は大阪市と北海道の新千歳空港に続いて全国で3カ所目です。
病院に訪れた人が、C+walkSの乗り心地を確かめていました。
「操作は簡単で誰にでもできるんじゃないかな安全で安心で」
東海林真衣記者「安定していて小回りも利くのでとても走りやすいです」
C+walkSの運転には、免許は必要ありません。道路交通法では歩行者扱いになっていて、アクセルレバーを親指で押すだけで走行します。
速度設定は、歩行と同等の時速1キロから6キロまでの間で調整でき、2時間半の充電で最大12キロ移動できるということです。
トヨタ自動車CV統括部濵﨑守主幹「できるだけ多くの方にご体感いただいて、今後のモビリティの開発、改良、より良いものづくりに更に生かしていきたい」
栗原市での実証実験は、12日まで行われます。