7月10日は、79年前に仙台空襲があった日です。仙台市戦災復興記念館では、小学生が戦争の実態を学ぶ特別授業が行われました。

 特別授業は仙台市の4つの小学校の6年生230人が参加して行われ、児童たちは空襲の被害や戦時中の人々の暮らしについて学びました。

 講師を務めたのは小学校の元校長で、戦災復興記念館のアドバイザー及川節郎さんです。

 及川さんは、空襲が午前0時過ぎから約2時間続いたことや123機の爆撃機B−29が次々に落とした焼夷弾で1400人ほどが犠牲になったことなどを伝えました。

 及川節郎さん「なぜ戦争が起きるのか、なぜ防げないのか。そのような同じ過ちを繰り返さないために一体どうしたら良いか是非皆さんに考えてほしい」

 児童「ミサイルとか飛んできているからミサイルは良くないけど、日本は平和だから良いと思う」「平和な時代に生きていることによって、大切な命が受け継がれていると思う」

 仙台市戦災復興記念館では14日まで、当時の被害の様子を振り返る特別展が開催されています。