致死率が3割とされる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者数が急増するなか、5人の妊産婦が亡くなっていたことが分かりました。

 日本産婦人科医会によりますと、新型コロナが5類に移行して以降の去年7月から今年3月までに、5人の妊産婦が「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」で死亡しました。

 国立感染症研究所によりますと、今年のこれまでの患者数は1144人で、最多だった去年1年間の941人をすでに大きく上回っています。

 「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の初期症状は、のどの痛みや倦怠感などですが、病状が急激に進行するのが特徴です。