中国の上海市は、コロナ禍の拡大で落ち込んでいた国際便の発着便数と利用者が今年に入って一気に回復していると明らかにしました。

 上海では市内の東西に浦東、虹橋の2つの国際空港があり、市によりますと、今年1月から5月の上海発着の国際便数は合わせて9万1000便で、コロナ禍の前の2019年当時に比べて85%にまで回復したといいます。

 2つの空港を利用した旅客数は、中国国内で最多だったといい、「国内外の空港や航空会社とのマーケティングを積極的に行い、航空市場を拡大する」としています。

 日本国内でも4月に高松と上海を結ぶ便が再開したほか、今月16日には鹿児島と上海を結ぶ便も4年半ぶりに復活するなど、各地で直行便の運航再開が相次いでいます。