新型コロナで落ち込んだ海外旅行需要の回復を目指して、宮城県は仙台空港を利用する若者を対象に最大1万円を補助するキャンペーンを始めました。

 キャンペーンは仙台空港発着の往復便を利用する30歳未満の人が対象で、1人1回に限り国内線は運賃1万円以上の場合に5000円を、国際線は5万円以上で1万円を補助します。

 キャンペーン期間は10月1日から始まり、2024年2月末までの予定で航空券を予約後に特設サイトから申請します。

 仙台空港では、新型コロナによる運休を経て国際線の定期便の再開が相次いでいて、11月4日にも中国国際航空が仙台と上海を結ぶ定期便を再開します。

 一方で県によりますと、4月から7月の国際線利用者は約9万人と2019年の6割ほどにとどまっていて、県は海外旅行需要を回復し定期便の維持につなげたい考えです。