防犯ボランティアに関わる人が減少傾向にあるなか、東京・墨田区で小学生たちの登校を35年にわたって見守り続けた90代の男性3人に感謝状が贈られました。

 警視庁向島署は24日、墨田区の小幡昇治さん(98)、高埜三郎さん(93)、清水好雄さん(90)の3人に感謝状を贈りました。

 3人は、いずれも約35年にわたって地元の小学生の登校を見守り続けてきました。

 なかでも98歳の小幡さんは18歳から80年もの間ボランティアに尽力してきたといいます。

小幡昇治さん 「(小学生が)卒業する時にお世話になりましたってお礼を持って来るのがうれしかった。よく育ってくれたなというのが一番の想いです」

 3人は年齢や体力を考慮し、1学期が終わるタイミングとなった今月19日の見守りを最後に引退しました。