アフリカの西部にあるモーリタニアの沖合で移民を乗せた船が転覆し15人が死亡、いまだ150人以上の行方が分かっていません。

 IOM=国際移住機関は、22日にモーリタニアの首都、ヌアクショットの沖合で、移民およそ300人を乗せた船が難破したと発表しました。

 この船には、アフリカ西部・ガンビアからの移民が乗っていて、少なくとも15人が死亡し、150人以上が行方不明となっています。

 救助されたのは120人に留まっていて、病院に搬送された生存者10人のうち、4人は子どもだったということです。

 この船と同じルートを使ってスペイン領カナリア諸島に不法入国した移民は、今年1月からすでに1万9700人を超えていて、去年の同じ時期に比べると6割増えています。