千葉県の野島崎の南西沖で、自力航行できなくなった高速旅客船が、タグボートに曳航（えいこう）され伊豆大島の岡田港に入港しました。

　第三管区海上保安本部などによりますと、24日午前、舵（かじ）が故障し自力航行できなくなった東海汽船の高速旅客船「セブンアイランド愛」は25日午前5時半ごろ、伊豆大島の岡田港に入港しました。

　船には乗客116人、乗組員5人が乗っていて、当初は24日夕方に岡田港に到着する予定でしたが、海の状況が悪く大幅に遅れることになりました。

　そのため、夜にはヘリコプターで水やおにぎりなどと一緒に酔い止めの薬が届けられました。

　この後、乗客らは島内7カ所の施設で食事と休憩を取るということです。