6月の有効求人倍率は1.23倍で、前の月から0.01ポイント低くなりました。物価高の影響で、建設業や製造業は人手不足にも関わらず求人が出せない状況が続いています。

 厚生労働省によりますと、仕事を求める人1人あたりの求人数を示す6月の有効求人倍率は、前の月から0.01ポイント下がり1.23倍でした。ほぼ横ばいの状況が続いています。

 物価高を背景により良い条件の職を求めて転職を希望する人は増えています。

 一方で、原材料費や光熱費の高騰が続いていて、人手不足のなか、建設業や製造業を中心に求人が出せない状況が続いています。

 厚労省は「物価高騰の影響が続いている。今後の動向を注視したい」としています。