「税抜き価格」を「税込み価格」として表示していた飲食店に対し、消費者庁は景品表示法の措置命令を出しました。

 消費者庁によりますと、居酒屋チェーン「新時代」などを展開する「ファッズ」は、口コミサイトやSNSで「生ビール190円」「焼き鳥1本50円」など税込み価格のように表示していましたが、実際には税抜き価格でした。

 これに対して消費者庁は、有利誤認にあたるとして表示の取りやめや再発防止などを命じました。

 商品やサービス価格は消費税を含めた総額での表示が義務付けられていますが、現在も一部で税抜き価格の表示が見られるということです。

 ファッズは「誠実に速やかに対応する」とコメントしています。