アメリカを代表するバイクメーカーの「ハーレーダビッドソン」。

 その日本法人が、販売店に過剰なノルマを課していたなどとして、公正取引委員会は30日に独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査に入りました。

 関係者によると、3、4年前から達成困難なノルマを一方的に設定し、できなければ契約を更新しないなどと伝えた疑いがあるということです。

 販売店の元オーナーは次のように話します。

正規販売店元オーナー 「ハーレーが120周年だった時に年間70台だったところを120台ですとか、そんな数字の上げ方をされて、ノーとは言えない。独特な言葉を使って、『アロケーション(=割り当て)』というが、余っているもののを『車種』『色』選べず送ってくる。それが年に何回もある」

 ノルマ分を店が自腹で購入するなど、経営が圧迫されて、廃業した店もあるといいます。

 公取委は詳しい経緯を調べる方針です。

(「グッド!モーニング」2024年7月31日放送分より)