兵庫県議会の百条委員会が来月下旬、斎藤知事本人の証人尋問を行う方針であることが分かりました。

 30日に開かれた百条委員会の「理事会」で了承されたもので、斎藤知事に対し来月下旬、2回開かれる予定の「証人尋問」に他の関係者10人とともに出頭を求める方針です。

 斎藤知事を巡っては、死亡した元幹部職員がパワハラや「おねだり体質」など、7項目にわたる疑惑を告発する文書を作っていました。

 証人尋問では、疑惑について関係者10人に証言を求めるとともに、斎藤知事に事実関係を確認する形が取られるとみられます。

 兵庫県では、知事の側近といわれる片山副知事が31日に辞職するほか、告発文書に名前が挙がっていた県幹部の「理事」が来月1日付けで異動になるなど県政の混乱が続いています。