大手航空2社の今年4月から6月の決算は、インバウンド需要の増加などから国際線が好調で売上高はともに増加しました。

 ANAホールディングスの今年4月から3カ月間の売上高は、去年の同じ時期より557億円増えて5167億円となりました。

 インバウンド需要の増加と円安により単価が上昇したことから、売上高はこの期間として過去最高になったということです。

 一方で、営業利益は燃料価格の高騰などでコストが増加したため、前の年より134億円少ない303億円でした。

 JALグループも国際線が好調で、売上高にあたる売上収入は4240億円と2012年の再上場後で最高でした。

 ただ、JALも円安による燃油コストの増加などが響き、本業のもうけを示すEBITは221億円に減少しました。