太陽光発電施設での銅線を狙った組織的な窃盗が関東を中心に多発するなか、警察庁は銅線が持ち込まれた際には本人確認を義務化する法改正も含めた検討をスタートさせました。

 太陽光発電施設の銅線を狙った窃盗は去年、関東を中心に5361件しました。

 今年もすでに4161件発生していて、組織的な窃盗に加えて、盗まれた銅線が買い取られ換金されている実態が問題になっています。

 警察庁は捜査体制の見直しなどを進めていますが、盗まれた銅線が換金されないようにする対策の検討を始めました。

 具体的には買い取り業者に対して、銅線を持ち込んだ人物の本人確認を義務化する法改正も視野に入れているということです。

 また、特定の衣料品店やドラッグストアを狙った組織的な窃盗も横行していて、効果的な対策が求められています。