経団連がまとめたこの春の春闘の最終集計は、大企業の賃上げ率が5.58%になりました。5%を超えるのは1991年以来、33年ぶりです。

 最終集計は、大手企業244社のうち集計可能な135社の結果をまとめたもので、定期昇給とベースアップを含めた賃上げ率は5.58%でした。

 去年の3.99%から大幅に上昇し、1991年以来33年ぶりの5%超えとなりました。

 平均の引き上げ額は1万9210円で、現在の集計方法に変更した1976年以降で、最も高くなりました。

 業種別の賃上げ率は12%を超えた「鉄鋼」が最も高く、次いで「情報通信」【10.15%】や「機械金属」【6.67%】などで大幅な賃上げの動きがみられました。