ハリケーン「デビー」がアメリカ南部に上陸し、これまでに少なくとも6人が死亡しました。

 ロイター通信などによりますと、ハリケーン「デビー」は5段階中最も弱い「カテゴリー1」で、5日午前にフロリダ州に上陸しました。

 その後、勢力が弱まって熱帯暴風雨となったものの、倒木や暴風雨の影響による交通事故などによって少なくとも5人が死亡し、ピーク時には30万軒以上が停電しました。

 また、アメリカ国立ハリケーンセンターによりますと、熱帯暴風雨は北上を続けていて、ジョージア州ではすでに1人の死亡が確認されています。

 今後、数日間、アメリカ南東部で大規模な洪水が続く恐れがあるということで、サバンナ市では5日、洪水に備えて夜間外出禁止令を出し、「千年に一度の豪雨」の可能性があるとして市長が警戒を呼び掛けています。

 一方、ハリス副大統領は大統領選挙に向けて6日から遊説を始める予定でしたが、天候を理由に9日に予定されていたジョージア州への訪問は延期されました。