ガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突が始まって以降、パレスチナ側の死者が4万人を超えたことが分かりました。

 ガザ保健当局は15日、一連の衝突が始まった去年10月以降、死者が4万5人に上ったと発表しました。

 ガザ地区南部ハンユニスなどでは、14日もイスラエル軍による攻撃があり、約20人が死亡するなど死傷者の数は増え続けています。

 一方、停戦を巡る交渉は15日、アメリカやエジプトなどが仲介する形でカタールで再開されました。

 ハマスは協議には参加せず、その後、仲介国の担当者と交渉をするとしています。

 アメリカのカービー大統領補佐官は「重要な一歩」としつつも、「きょう、合意に至るとは思っていない」とし、交渉が16日も続くという考えを示しました。