在留期限が切れている外国人労働者を違法に派遣したとして会社経営者の男が逮捕されました。

 建設会社社長の桜井吉越容疑者(39)は、今年2月から6月にかけて、中国籍の男性を静岡県沼津市の建設現場に違法に派遣した疑いが持たれています。

 警察によりますと、桜井容疑者は全国の建設現場に在留期限が切れている外国人労働者を派遣していました。

 これまでの2年間で違法に派遣された外国人労働者は延べ1万8000人に上り、能登半島地震で被災した石川県の仮設住宅の建設現場にも派遣されていたということです。

 桜井容疑者は「今は何も言いたくありません」と話しています。