2021年5月、工事現場で作業中の男性が足場から転落して死亡した事故で、仙台地検は現場責任者と勤務先の建設会社を不起訴処分としました。

 2021年5月、仙台市太白区の四郎丸小学校増改築工事の現場で作業をしていた52歳の男性が、足場として利用していた角材の上から転落し死亡しました。

 警察は現場責任者の男性を業務上の注意義務を怠り不安定な場所で作業させた業務上過失致死の疑いで書類送検し、仙台労働基準監督署もこの男性と勤務先の建設会社を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検していました。

 しかし、仙台地検は「事件に関する一切の事情を考慮した」として、9月12日付でいずれも不起訴処分としました。