イスラム教の宗教儀式に向かうパキスタン人の巡礼者を乗せたバスがイランで横転し、28人が死亡しました。

 AP通信などによりますと、イラン中部のヤズドで20日、バスが横転して28人が死亡し、23人がけがをしました。

 けがをした人の中には重体の人もいるということです。

 バスにはパキスタン人の巡礼者が乗っていて、イランを経由し、イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン」のためイラクに向かっていました。

 地元当局はバスの運転手が不慣れな道でコントロールを失い、道路からはみ出したことが事故の原因だとしています。

 アルバイーンは、預言者ムハンマドの孫が殺害されたとされる命日から40日目に実施されるシーア派で最大の行事です。

 イラクでは去年、約2200万人の巡礼者が参加していました。