東京都内は21日も猛暑日に迫る暑さ。猛暑でも値上がりしない“ある米”が注目されています。

 東京都内は午前中から気温が上がり、21日も猛暑日に迫る暑さとなりました。

 長引く暑さが体にこたえるのもそのはず、今年はすでに猛暑日を19日観測。観測史上、最多だった去年の22日に迫る勢いなんです。

 最も多く猛暑日を観測した去年。その影響は今、全国的に「令和の米騒動」として表れています。

 去年の猛暑の影響で生産量が減り、米不足となっているといいます。

サンエース 商品本部長 宮下裕基さん 「本来だと、ここにすべて各種類1列ずつ置いているのが例年ですが、あまりにも扱う種類が少なくなっているので、1種類で2列並べるような態勢も取っています」

 値段も2割から3割値上がりしているといいます。

利用者 「(値段が)高いし、少なくなったと思う」 「2人暮らしなので2キロぐらいずつこまめに買ってるんですけど、5キロにしたりとかしてます。買いそびれないように」

 米が値上がりするなか、価格が変わらないと一部で注目されているのが外国産の米です。

 国産米の取引価格に対してアメリカ産の輸入価格は約4割安く、さらにタイ産は6割以上も安くなっています。

 タイ産の中でも高級品といわれるジャスミン米を使う専門店。ジャスミン米はパラパラし、粘り気がないことが特徴だといいます。

渋谷カオマンガイ 中野理央さん 「うちの店はオープンして10年だが(ジャスミン米は)価格の変動があまりない」

 農林水産省は、新米が市場に出回る9月ごろにはスーパーなどの品薄の状況は落ち着くとしています。