能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島塗の復興支援につなげようと、夏休みの子どもたちがオリジナルの箸を作るイベントが行われました。

 「輪島塗ワークショップ」は、子どもたちに伝統工芸の魅力を知ってもらうとともに、地震についての理解を深める狙いで開催されました。

 参加した小中学生は、細い箸に模様を描いて針を使って彫る細かい作業に挑戦しました。

 最後に職人が金粉を埋めていき、輪島塗の箸が完成しました。

参加者 「ちょっと難しかったです」 「(Q.出来栄えは?)結構、良くできました」

 能登半島の復興支援として、売り上げの一部が輪島塗の団体に寄付されます。

 輪島塗は地震によって多くの工房が全半壊し、被災した職人が仕事に戻れない状況です。

講師を務めた輪島塗沈金師 芝山佳範さん 「(職人たちが)もしこのまま帰って来なかったら本当にいなくなっちゃうという。存続の危機ではあるので、今、何とかしないといけないと思っているが、先がなかなか見えない」

イベントを開催したクリーマ 丸林耕太郎社長 「被災地で活動しているクリエーターの方々に対して物心両面で、何かしら少しでも力になれるようなことを中長期的に続けていきたい」