イランのライシ前大統領が死亡したヘリコプターの墜落事故に関して、天候不良と積載する重量に耐え切れなかったことが原因だったと地元メディアが報じました。

 イランのファルス通信は21日、情報筋の話として、ライシ前大統領の乗ったヘリコプターには当初の警備計画よりも2人多く搭乗していたと伝えました。

 パイロットが霧の塊を確認し、適切な高度に調整しようとしたところ、積載重量に耐え切れず山に墜落したということです。

 墜落の詳細な調査はすでに終わっていて、事故だったことは確実だとしています。

 この事故は5月にライシ前大統領を乗せたヘリコプターがイラン北西部の東アゼルバイジャン州で墜落したもので、イランの外相ら搭乗員全員が死亡しました。