先月のスーパーの売上高は、猛暑で外出の機会が減って衣料品の販売が伸び悩んだ影響などで、17カ月ぶりに前の年の実績を下回りました。

 日本チェーンストア協会によりますと、7月の全国のスーパーの売上高は1兆598億円となり、既存店ベースで前年の同じ月と比べて1.0%減少しました。

 前年の実績を下回ったのは去年2月以来、17カ月ぶりです。

 協会は、7月は土日が去年より一日ずつ少なかったことも影響しているとみています。

 食料品は節約志向から買い上げ点数の減少が続いていますが、値上げなどの影響もあり0.9%増えました。

 一方、衣料品は水着や浴衣といった季節商品の動きが鈍く、10.1%減少しました。

 猛暑で外出の機会が減ったことや、去年、新型コロナが5類に移行したことを受けて購入したことの反動などが考えられるということです。