ウクライナ軍によるロシア領内への越境攻撃が続くなか、ゼレンスキー大統領が隣接する国境地帯を視察しました。

 ゼレンスキー大統領は22日、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア・クルスク州と接する北東部のスムイ州を訪問する様子をSNSに投稿しました。

 詳しい場所は明らかにされていませんが、ゼレンスキー大統領は地下壕(ごう)の中でウクライナ軍のシルスキー総司令官らから前線の状況などについて報告を受けたということです。

 ウクライナ軍はクルスク州内で新たに集落を制圧したほか、越境攻撃以降、ロシア軍によるスムイ州への攻撃は減少しているということです。

 アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は21日現在、クルスク州のウクライナ軍はわずかに前進を続けていると分析しています。