福島第一原発の処理水の海洋放出開始から24日で1年です。午後には岸田総理大臣が福島県内の魚市場を視察します。

 東京電力は廃炉を進める作業用地を確保するためとして1年前、処理水の海洋放出を始めました。

 これまでに7回の放出で5万4700トン余りの処理水が海に流され、今月7日からは通算8回目の放出が進められています。

 この間、原発周辺の海水に含まれるトリチウム濃度は放出停止を判断する基準を大幅に下回っているということです。

 また、24日午後には岸田総理大臣が福島県を訪問します。

 いわき市の魚市場を視察するほか、福島県漁連の会長らと意見交換する予定です。