猛烈な雨が降った神奈川県西部では、秦野市で市内の1万7000人余りを対象に避難指示が出されています。また、一部の道路は通行止めになっています。

 秦野市は27日午後5時50分、土砂災害が発生する可能性が極めて高いとして、市内の約7600世帯1万7000人余りに警戒レベル4にあたる避難指示を発令しました。

 市には土砂崩れの情報が複数入ってきているということです。

 また、隣接する松田町では、県の雨量計で午後6時までの3時間で186ミリの猛烈な雨を観測していて、寄地区の町道の一部が崩落したとの情報も入っています。

 町は土砂災害警戒のため、警戒レベル3の高齢者等避難情報を出して、危険な場所に住む高齢者に自主避難を呼び掛けています。

 自治体や警察などによりますと、けが人などの情報は確認されていません。

 雨雲は徐々に弱まっていて、運休になっていた小田急小田原線の秦野駅・新松田駅間は午後8時すぎ、運転が再開しています。