週が明けても、また不安定な状況です。「元台風10号」の影響が2日も続いています。

■大気不安定　各地でゲリラ雷雨

　歩く人もよろめく風。さらに横殴りの雨も傘を壊します。台風一過の列島。新潟では午後になり、天気が荒れ始めました。 　 　岩手県紫波町は土砂降りの雨で山沿いの道路も冠水しています。

　岩手、秋田、青森では、午後になり土砂災害警戒情報が相次いで発表されました。岩手県久慈市の博物館前は雷の音も聞こえます。

　宮城県でも白くかすむほどの雨。トラックも高い水しぶきを上げ、走り抜けます。

　台風は消えたのになぜ大気は安定しないのでしょうか。

　台風10号は熱帯低気圧に変わり、2日、秋雨前線に取り込まれる形で消滅しました。その前線が雨を降らせたためです。

　暑さも戻ります。

　群馬や埼玉では35℃以上となる猛暑日が復活。1週間ぶりの猛暑日となった熊谷。9月に入ってもミストはフル回転。石川から3日前に熊谷に引っ越した人は。

3日前に石川から転居した人 「9月にこの暑さはむちゃくちゃきつい。こちら（熊谷）に来たら地獄」

　マイナス30℃で一気に水を凍らせるかき氷もまだまだ人気。秋はまだ先のようです。

　仙台では9月に入り、初めての熱中症警戒アラートです。

■台風シーズン突入　今後は？

　9月は平年、台風の上陸が年間で最も多い月です。

　1日には台風11号が発生。こちらは日本に大きな影響はなさそうです。

　ただ、日本の周辺には2つの熱帯低気圧があります。