東京・港区のビルの解体現場で外壁が落下。男性警備員に直撃し、亡くなりました。

 2日午前9時半前、港区芝大門のビルの解体現場で「建物の上から物が落下し、警備員がけがしている」と110番通報がありました。

 コンクリート製のビルの外壁が何らかの理由で落下し、歩道にいた男性警備員に直撃したということです。

 現場で一緒に作業をしていた警備員は。

一緒に作業をしていた警備員 「上から解体に伴って多少小さいごみが落ちてくるので2人で掃除をしていた。ちょうど私と打ち合わせをしていた。『こういうものが落ちてくるから気をつけよう』と話していて、その話をしている最中に直撃した」

 事故の様子を目撃した人は。

事故現場を見た人 「人が仰向けになって倒れているのが見えた。急に人を呼ぶ叫び声が聞こえたので、そっちの方向を向いたら警備員が現場の人を呼んでいる声がして。『誰か呼んで下さい』という声」

 男性は頭から血を流して意識不明の状態で病院に搬送され、亡くなりました。

 亡くなったのは東京・足立区に住む横山雅則さん(67)。

 事故現場周辺を通行していた人は。

現場近くで勤務する人 「ちょっと怖い。昼食べる時によく通る道。ヘルメットつけて歩けるわけではないので安全対策はしっかりやってほしい」 「危険はいつ起きるか予測できないので、工事現場の下を通る時にはもっと気をつけようと思う」

 警視庁は、外壁が落下した原因などを調べています。