自民党総裁選挙への立候補を表明した林官房長官は、外務大臣や農水大臣など重要ポストを歴任したとして「持てる経験と実績を国のために使いたい」と強調しました。

林官房長官 「(初当選以来)防衛大臣、経済財政担当大臣、農林水産大臣、文部科学大臣、外務大臣、そして現在の官房長官という閣僚を経験させていただいた。持てる経験と実績をすべて生かしてですね、この国のために使わせていただきたい」

 派閥の裏金事件への対応については党としての結論を「手続きを取らずに変えることはあってはならない」として、政治資金収支報告書への不記載額を返納させることや次の選挙で非公認とすることには慎重な考えを示しました。

 一方、外交政策では「日中関係は非常に大事」としたうえで、自らを「知中派」として対中外交での強みをアピールしました。