日韓両政府はそれぞれの国を訪問する旅行者が出発する空港で事前に入国審査を行う制度について導入する方向で検討していることが分かりました。

 日韓関係筋によりますと、両国の関係改善の流れを踏まえて双方の人的な往来を増やし、インバウンド需要をさらに拡大していくことなどが狙いです。

 この制度は出発前に自国の空港で訪問国の入国審査の大半を受ける仕組みで、到着した空港では簡単な確認だけで済み、待ち時間を減らせるなどのメリットがあります。

 両政府は来年の日韓国交正常化60周年の節目に向けて調整を急ぐ考えです。